田辺会営調剤薬局

田辺市の調剤薬局 田辺会営調剤薬局 紀南病院前会営調剤薬局

〒646-0015 和歌山県田辺市たきない町21-22
TEL 0739-23-5552
▲Mobile Site

整腸剤

整腸剤

薬局研修会 H29年3月

整腸剤には、大きく分類すると、ビフィズス菌、乳酸菌、酪酸菌、糖化菌の4種が使われている。
糖化菌は、デンプンを糖に分解し、他の菌に栄養を供給する。
ビフィズス菌は酢酸、乳酸を、乳酸菌と酪酸菌はそれぞれ乳酸、酪酸を生成する。
酢酸、乳酸、酪酸は腸管の表皮細胞に作用し、粘液を増加させる。また、有害な細菌が侵入し
た際には、抗菌物質の分泌を促す。
表皮細胞下層の免疫細胞にも作用し、制御性T細胞への分化を誘導する。制御性T細胞は
炎症性サイトカインの働きを抑制する。
酢酸、乳酸、酪酸は腸管から吸収され、全身性の作用を持つ。
肥満体質の人と一般的な人では、腸内細菌に違いがある事が知られている。肥満体質の人は
バクテロイデス類の割合が低い。
腸管は長く、環境によって住む菌の種類が異なる。小腸上部は酸素が存在する。小腸下部から
大腸にかけては酸素が存在しない。乳酸菌は通性嫌気性細菌、小腸上部でも生存可能。
ビフィズス菌、酪酸菌は偏性嫌気性細菌、小腸下部から大腸で生存可能。
糖化菌は偏性好気性細菌、酸素が存在する場所でのみ生存可能。
糖化菌、乳酸菌、酪酸菌は共存した方がお互いの生育数が増加する。小腸上部に糖化菌が
存在すれば、その下方に乳酸菌が成長し、また、その下方には酪酸菌が増加する。
ビオスリーは糖化菌、乳酸菌、酪酸菌をバランスよく配合している。
ビフィズス菌、乳酸菌は抗生物質の存在下では効果が減弱する。酪酸菌製剤であるミヤBM
ビオスリーは芽胞を形成し、ニューキノロン系、ペネム系の存在下でも、効果を有する。
保険適応の面でも問題はない。

2018-06-08 10:33:45

薬局研修会(2)